まずは試験内容を確認
TOEIC試験内容・構成(問題数/時間/Part)まとめ:当日の流れ・目標スコア別(600/730/860)ルートも掲載。
「Part4の長い話を聞いているうちに、最初の内容を忘れてしまう…」
「メモを取ろうとすると、書くことに必死で次の内容を聞き逃してしまう…」
TOEIC Part4の長い説明文は、記憶力だけで全てを保持するのが難しく、多くの受験者が「メモを取るべきか、聞くことに集中すべきか」というジレンマに陥ります。
しかし、もしあなたが「メモは時間がかかって逆にスコアが落ちる」と感じているなら、それは「戦略的なメモの取り方」を知らないだけかもしれません。Part4で高得点を取る人のメモは、全てを書き写す「筆記」ではなく、記憶を補助するための「暗号」に近いのです。
大原則:メモは「設問」の周辺に書く
まず、メモを取る場所です。真っ白なページに書くのではありません。問題用紙の「設問」の横の余白に書き込みます。Part4の設問は、話の流れに沿っていることが多いからです。
- 1問目の設問の横には、トークの序盤(目的、話者、聞き手など)の情報を書く。
- 2問目の設問の横には、トークの中盤(具体的な詳細、問題点、理由など)の情報を書く。
- 3問目の設問の横には、トークの終盤(今後の予定、依頼、提案など)の情報を書く。
こうすることで、後から見返したときに「このメモは、確かこの設問に関係する話だったな」と、思い出しやすくなります。
ステップ1:記号と略語を使いこなす
フルスペルで単語を書いている時間はありません。自分だけが分かれば良いので、積極的に記号や略語を使いましょう。
使える記号・略語の例
- 人・会社: M(男性)、W(女性)、Co.(会社)
- 時間・場所: am/pm, Mon, Tue, mtg(会議), dept(部署)
- 増減・変化: ↑(増加)、↓(減少)、→(変化、結果)
- 感情・評価: :)(ポジティブ)、:((ネガティブ)、OK, NG
- その他: @(単価、場所), info(情報), doc(書類), appt(予約)
これらはあくまで一例です。自分にとって分かりやすく、素早く書けるオリジナルの「暗号」をいくつか作っておくと、強力な武器になります。
ステップ2:「固有名詞」と「数字」は必ず拾う
トークの中で聞き取るべき最優先事項は、「固有名詞(人名、地名、会社名など)」と「数字(時刻、日付、金額、個数など)」です。これらは設問で直接問われる可能性が非常に高いため、聞こえたら反射的にメモする癖をつけましょう。
- Mr. Tanaka → Tnk
- New York → NY
- at 3 p.m. → 3pm
- on October 25th → 10/25
- for $50 → $50
スペルが分からなくても、カタカナや聞こえたままの音でメモしておくだけで十分です。
ステップ3:「動詞」を中心に聞き取る
固有名詞と数字以外でメモすべきは、話の骨子となる「動詞」です。誰が何をするのか、何がどうなるのか、という要点を動詞を中心にメモします。
例:「The meeting has been postponed until Friday.」
→ メモ: Mtg → Fri (会議が金曜に延期)
このように、主語(Mtg)と結論(Fri)を矢印でつなぐだけで、文の核心を素早く記録できます。
メモは「記憶のフック」
Part4のメモ術は、全てを記録するためのものではありません。後から設問を解くときに、記憶を呼び覚ますための「きっかけ(フック)」を作る作業です。
最初は書くことに必死になってしまうかもしれませんが、問題演習を繰り返すうちに、メモを取るべき重要な情報と、聞き流して良い情報の取捨選択が自然とできるようになります。このスキルを身につけ、Part4の長いトークを完全にコントロール下に置きましょう。
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