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試験対策テクニック

【FP試験の罠】多くの受験生が落ちる「引っかけ問題」パターン10選と見破り方

公開日: 2026年09月06日 | 最終更新: 2026年09月15日 | 執筆: Shikakus FP試験対策チーム

FP学科試験の引っかけ問題と選択肢の罠を見抜くイメージ

出題者の「落とすための仕掛け」を知っていれば、引っかけ問題はむしろ最も確実に正解できるサービス問題に変わる

目次

    「テキストをしっかり読み込んだはずなのに、模擬試験を解くとあと数点で落ちてしまう……」
    「解説を読んだら『なんだ、知っていたのに!』と悔しいミスばかりしてしまう……」

    FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)試験で合格点(60%)に届かない受験生の多くは、知識が足りないのではなく、「出題者の巧妙な引っかけの罠」に引っかかっているだけです。

    FP試験の学科試験(マークシート / CBT)では、受験生のケアレスミスを誘うための「決まったパターンの罠」が張り巡らされています。

    本記事では、過去問から徹底分析した「頻出引っかけ問題10選」を厳選し、問題文のどこに罠が隠されているのか、どうすれば一瞬で見抜けるのかを分かりやすく解説します!

    引っかけを見破る3大鉄則

    • 「必ず」「すべて」「いかなる場合も」は疑え: 法律や税制には必ず例外があります。強い限定詞がある選択肢は8〜9割の確率で誤り(×)です。
    • 主語と述語の対応をチェック: 「第1号」と「第2号」、「実子」と「養子」など、主語だけを巧妙にすり替える手口が多発。
    • 「数字」と「単位」をマークする: 「○年」「○月」「○万円」「○%」。数字の前後にある条件(未満・以上・超)まで確認する習慣をつけましょう。

    1. 【ライフ】学生納付特例の「年金額への反映」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「国民年金の学生納付特例制度の適用を受けた期間は、老齢基礎年金の受給資格期間に算入されるとともに、追納しなくてもその期間に応じた満額相当の年金額が支給される。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    学生納付特例や納付猶予の期間は、受給資格期間(10年)にはカウントされますが、追納しない限り「年金額には1円も反映されない(ゼロ円扱い)」です。
    ※「国庫負担割合(1/2)が反映される」と勘違いさせる問題が毎回答格のように出ます。国庫負担が反映されるのは「全額免除・一部免除」のみです!

    2. 【ライフ】遺族基礎年金の「受給対象者」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「国民年金の被保険者が死亡した場合、その者によって生計を維持されていた配偶者であれば、子の有無にかかわらず遺族基礎年金を受給することができる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    遺族基礎年金を受給できるのは、「子のある配偶者」または「子」に限られます。子供がいない配偶者には1円も支給されません(遺族厚生年金との違いを突く超定番の罠です)。

    3. 【リスク】地震保険の「単独加入」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「地震保険は、火災保険を契約せずに地震保険単独で契約を締結することができる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    地震保険は必ず「居住用建物または家財を対象とする火災保険」に付帯して契約しなければならず、単独加入は不可能です。また、保険金額は火災保険の30%〜50%の範囲内(建物上限5,000万円、家財上限1,000万円)という数字もセットで狙われます。

    4. 【金融】株式の損益通算と「配当金受取方式」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「上場株式の配当金受取方法を『登録配当金受領口座方式』に指定している場合でも、特定口座(源泉徴収あり)内において上場株式等の譲渡損失と配当金とが自動的に損益通算される。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    特定口座内で自動的に損益通算を受けられる配当金の受取方法は、「株式数比例配分方式(証券口座受取)」のみです。銀行口座で受け取る方式を選んでいると、確定申告をしない限り自動相殺されません。実務・試験ともに最高頻度の引っかけです。

    5. 【タックス】人間ドック費用の「医療費控除」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「健康診断や人間ドックの受診費用は、医師の診察を受けているため、異常が発見されなかった場合でも全額が医療費控除の対象となる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    単なる予防や健康維持のための健康診断費用は対象外です。ただし、「検査によって重大な疾病が発見され、引き続き治療を行った場合」に限り、検査費用も含めて医療費控除の対象になります。

    6. 【タックス】住宅ローン減税の「初年度年末調整」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「給与所得者が住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の適用を受ける場合、適用を受ける初年度から勤務先の年末調整で控除手続きを完結させることができる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    住宅ローン控除の適用を受ける「初年度」は、給与所得者であっても必ず本人が確定申告を行う必要があります。年末調整で手続きができるのは「2年目以降」です。

    7. 【不動産】定期借家契約の「契約締結方法」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「定期建物賃貸借契約(定期借家契約)は、当事者間の合意があれば、書面を作成せず口頭のみでも有効に成立する。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    定期建物賃貸借契約は、必ず「公正証書等の書面」によって契約を締結しなければ無効(普通借家契約扱い)となります。さらに、「契約の更新がなく期間満了により終了する旨」をあらかじめ書面を交付して説明することも義務付けられています。

    8. 【不動産】マイホーム3,000万円控除と「住宅ローン控除」の併用罠

    【× よくある誤り問題文】

    「旧居を売却して『居住用財産の3,000万円特別控除』の適用を受けた者が、新居を購入した場合、新居について住宅借入金等特別控除(住宅ローン減税)を重複して併用できる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    居住用財産の3,000万円特別控除や軽減税率の特例と、新居の「住宅ローン控除」は重複併用できません(どちらか有利な方の選択適用)。買い替え時の節税シミュレーションとして実技・学科で問われます。

    9. 【相続】相続放棄者の「生命保険非課税枠」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「相続を放棄した者が生命保険金の受取人として死亡保険金を受け取った場合でも、『500万円 × 法定相続人の数』の非課税限度額の適用を受けることができる。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    超重要! 相続放棄をした者は「相続人」ではなくなるため、死亡保険金の非課税限度額(500万円枠)を自分自身の受取額から控除することはできません。
    ただし、非課税限度額の「計算式(500万円 × 法定相続人の数)」の人数には、相続放棄した人もカウントするという違いがあります。この「本人適用不可 vs 人数カウント可」の対比が最大の引っかけです!

    10. 【相続】自筆証書遺言の「財産目録」の罠

    【× よくある誤り問題文】

    「自筆証書遺言を作成する場合、添付する財産目録も含め、すべての文字を遺言者が自筆で手書きしなければならない。」

    罠の見破り方と正しい知識

    判定:【誤り(×)】
    民法改正により、自筆証書遺言の「財産目録」についてはパソコン作成や不動産登記事項証明書、預貯金通帳のコピーの添付が認められています(※本文・日付・氏名の自筆および財産目録の各ページへの署名押印は必須)。古い知識のままだと間違えてしまう代表例です。

    まとめ:罠のパターンを知れば過去問演習が2倍楽しくなる!

    こうして10選を並べてみると、出題者が「どこを変えて受験生を迷わせようとしているか」が手に取るように分かったのではないでしょうか?

    問題演習をするときは、「正解した・間違えた」で終わらせず、「この選択肢はどこをいじって間違いにしているのか?」という視点で選択肢を解剖してみてください。その視点が身につけば、本番試験のどんな引っかけ問題も一瞬で見抜いて得点できるようになります!

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